日本赤十字社岩手県支部 特別養護老人ホーム 日赤鶯鳴荘

講演と寸劇で「認知症」の理解を深めました

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第3回「介護・医療に関する講演会」開催
聴講者から「気持ちが楽になった」などの感想が・・・
去る12月7日(土)、日赤鶯鳴荘主催、雫石町桝沢自治会共催による「介護・医療に関する講演会」を御所公民館で開催しました。
日赤鶯鳴荘では、「住民から信頼される地域に根ざした施設づくり」の一環として、地元自治会様などのご協力をいただきながらこの講演会を開催し、介護や医療に関する知識や情報の提供に努めております。
3回目を数える今回は、過去最高の80名を超える地域住民や福祉施設関係者が聴講に訪れました。
今回は、高齢化が進行する中で、多くの方々が関心を寄せ、また、将来に不安を感じる「認知症について」をテーマに講演と寸劇、機器器具等展示を行いました。この講演会に参加された家庭で実際に介護を行っている方は「お話を聞いて、気持ちが楽になった。」と語っていました。
講演では、東京有明医療大学千葉喜久也准教授から「認知症について」~なぜ?どうして?にお答えします~ との演題の下に、認知症介護の現状や認知症と物忘れの違い、認知症高齢者を理解することとは、認知症の予防などについて、丁寧に、そして、聴衆を退屈にさせない話術で約2時間お話をしていただきました。
さっそく、千葉先生のファンも誕生し「千葉先生のお話をまた聴きたい」というアンケート記載が多く見られました。
また、講演の途中で「認知症について」理解をより深めていただくために、サポートセンターNPOえさし(奥州市江刺)の皆さん(一座)による寸劇も行われました。
認知症の母と息子夫婦による「物がなくなった・・・」騒動を、実にリアルに、また、会場を巻き込んで演技されました。会場の皆さんも涙ながらに笑い、楽しまれたようです。アンケートには「もっともっと、話し相手になってあげたい、と感じた。」など日々の介護生活を振り返っての感想も寄せられておりました。
また、展示等コーナでは、転ばない靴下や介護機器・器具、介護用下着などの展示と併せて、日本赤十字社の広報誌などの展示も行いました。
最後に、当園の冨田春香介護福祉士が、「最後だとわかっていたなら・・・」という詩の朗読を行いました。”「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝えるときをもとう・・・。そうすれば、もし明日が来ないとしても、あなたは今日を後悔しないだろうから・・・・”と朗読すると、会場のあっちこっちで、すすり泣きする方も見受けられました。
★ 当日のスナップ
開会あいさつ
菊地園長の開会挨拶
舛澤地区自治会長の挨拶
講 師

先 生
講師の千葉喜久也先生(東京有明医療大学准教授)
寸 劇
認知症のおばあさん(実にリアルな演技、NPOの理事長さん)
おばあさんの息子夫婦(息子夫婦の戸惑いと苦悩:NPOスタッフ)
会場の雰囲気
講師先生のお話や寸劇に涙ながらの笑いが・・・
展 示
転ばない靴下の展示 介護用寝間着等の展示
スタッフ
司会:林崎主任介護福祉士 詩の朗読:冨田介護福祉士
大道具

小道具
看  板 配付資料
聴 衆
赤十字奉仕団「野菊の会」等 講師のお話を熱心に聴く参加者

2013.12.20

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